2020/10/21 貴金属市況:前日のNY市場において、金価格は小幅に上昇
2020.10.21 貴金属市況
金:1906.385ドル(+2.12)<+0.11%>
銀:24.645ドル(+0.15)<+0.59%>
プラチナ:871.01ドル(+14.55)<+1.7%>
パラジウム:2399.023ドル(+55.59)<+2.37%>
米国時間20日のNY市場において、金価格は小幅に上昇しました。
ドル安となったのに加え、アメリカ国内の追加経済対策に関する協議について、11月3日の大統領選挙投票日の前に合意されるだろうとの期待感が広がりました。投資家たちの間ではインフレ対策の資産としての金の魅力が増しているようです。22日にトランプ米大統領とバイデン前副大統領が選挙前において最後のテレビ討論会を行いますが、投資家たちはこれに注目をしています。
長期的には、アメリカの財政赤字がいずれ物価の上昇を引き起こして、長期間にわたる金相場の上昇の原因になると思われます。
短期的目線で見ると金相場は、昨日に引き続き下値が切り上がっていく動きにあります。1オンスあたり1930ドルを超えると一気に買い注文が入り、大きく上昇するのではないかと考えています。
パラジウムは、短期的には上昇の兆しが見え始めました。
そろそろ歯科金属、歯科スクラップの売却を考えられても良いタイミングかと思われます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。