貴金属市況:12日のNY市場において、金相場は上昇
2020.11.13 貴金属市況
金:1875.757ドル(+11.05)<+0.59%>
銀:24.23ドル(-0.02)<-0.08%>
プラチナ:879.668ドル(+14.53)<+1.68%>
パラジウム:2331.271ドル(+16.66)<+0.72%>
米国時間12日のNY市場において、金相場は上昇しました。新型コロナウイルス感染症ワクチン候補の流通への懸念が押し上げた形となりました。
新規の財政政策への期待感も安全資産とされる金を支援したようです。
今週は、ファイザー社の新型コロナワクチン臨床試験で効果が確認されたことを受けて、金相場は一時4.6%安と大きく下落し、株価が急伸しました。
ただ、金価格は下値を固めつつあり、1875ドルを大きく下回らなければ、反発し上昇していく可能性が大きいと考えます。
例年、11月から翌年2月の金のパフォーマンスは良いので、株式市場のワクチン相場が収まり、ドル安が顕著になってくれば、安全資産としての金の魅力は高まっていくと思われます。
歯科金属、歯科スクラップ等を売却されるのは、お急ぎでなければもう少しお待ちいただくほうがいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。