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貴金属市況:16日のNY市場において、金・パラジウムは小幅上昇

                               
2020.11.17  貴金属市況

金:1888.31ドル(+0.27)<+0.01%>
銀:24.756ドル(+0.13)<+0.51%>
プラチナ:924.632ドル(+35.84)<+4.03%>
パラジウム:2324.846ドル(+1.09)<+0.05%>

 

米国時間16日のNY市場において、金相場は小幅上昇しました。アメリカの医薬品企業モデルナが開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、臨床試験で有効性が確認されたと発表しましたが、感染者数の増加という進行中の目先の懸念から、追加景気支援策への期待が強まりました。このワクチンの有効性が、94.5%であることが確認されたとの発表を受けて一時、金相場は1.3%下落しました。
ただし、金相場は徐々にその日の終値での下値を切り上げており、状況は改善しつつあるように思われます。株高でも下げなくなってきていますし、売る必要性のある投資家は、売り切った可能性が見られます。短期的なトレンドはまだ膠着状態ですが、これがいつ転換するかに注目したいところです。
歯科金属、歯科スクラップ等を売却されるには、金・パラジウムともにもう高値圏ですので、良い時期に入っていると考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。