貴金属市況:26日のロンドン市場において、金相場は小幅上昇
2020.11.27 貴金属市況
金:1810.57ドル(+5.27)<+0.29%>
銀:24.12ドル(+0.82)<+3.52%>
プラチナ:961.742ドル(-1.76)<-0.18%>
パラジウム:2382.014ドル(+52.84)<+2.27%>
英国時間26日のロンドン市場において、金相場は小幅上昇で、ほぼ横ばいといった状況です。
相変わらず重要なサポートラインである1800ドルは維持し続けていますので、ここで下げ止まり上昇するかを見守りたいところです。
過去を見てみますと、金相場は底値から上昇し始めた場合、約12年間は上げるというパターンがみられます。直近では、1999年8月に金価格は251.70ドルの安値をつけましたが、2011年9月に1920.30ドルの史上最高値を付けるに至りました。
現在の上昇トレンドは、2015年12月の1045.85ドルの安値から始まり、そこから現在まで上昇が続いています。ただ、2020年に入ってから8月までの上昇ペースが早すぎたこともあり、現在は調整期間となっています。
パラジウムは、中国の自動車生産の回復とロシアの産出減もあり、需要に追い付かない状態ですので、高値を維持しています。
まだ、価格は直近の安値水準ですので、歯科金属、歯科スクラップ等を売却されるのは、お急ぎでなければもう少しお待ちいただくほうがいいかと考えます。
※記事は英国時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。