貴金属市況:30日のNY市場において、金・銀・パラジウムは下落
2020.12.01 貴金属市況
金:1777.019ドル(-11.11)<-0.62%>
銀:22.604ドル(-0.09)<-0.4%>
プラチナ:964.891ドル(+1.33)<+0.14%>
パラジウム:2372.813ドル(-52.12)<-2.15%>
米国時間30日のNY市場において、金・銀・パラジウムは下落しました。
金相場は一時、5カ月ぶりの安値を付けました。開発中の新型コロナウイルスワクチンが早期に実用化され景気が回復するとの楽観的な見方が続いており、安全資産としての金投資への関心が薄れました。この日は一時、今年7月2日以来の安値1764.29ドルを付けました。
まだ。株式市場のミニバブルが続いているようであり、それが解消されるには、もう少し時間が必要と思われます。ただ、この動きはいずれ調整されざるを得ないと考えます。ワクチン相場が長く続くとは市場関係者も思ってはいないだろうとの見方が強いです。遅かれ早かれ、このミニバブルの調整後は反動もあり金・銀等の貴金属は買われるでしょう。
パラジウムは、供給不足からの価格維持が続くと考えられます。
金・銀がまだ上昇するまで、歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、お待ちいただくほうがいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。