貴金属市況:1日のNY市場において、金・銀・パラジウムは上昇
2020.12.02 貴金属市況
金:1814.869ドル(+37.85)<+2.13%>
銀:24.002ドル(+1.4)<+6.18%>
プラチナ:999.992ドル(+35.1)<+3.64%>
パラジウム:2406.004ドル(+33.19)<+1.4%>
米国時間1日のNY市場において、金・銀・パラジウムは上昇しました。
金相場は、2%以上の上昇をいたしました。前日は5カ月ぶりの安値を付けましたが、ドル安が進行する中、アメリカで政府による追加経済対策への期待感が高まったことでインフレヘッジ手段としての金投資への関心が一段と増したようです。
金・銀価格はようやく反発してきました。金価格は1800ドルを再び回復しましたが、ドル安の影響が大きいと考えられます。今回の上昇で金相場の巻き戻しの動きは一巡した可能性が大きく、投資家が楽観的に株式市場に資金を投入しつつも金を買う動きが出てきたことは、やはり割安感を感じてのことだと思われます。
今後、株式市場のミニバブルが調整に入れば、その反動で金・銀により多くの資金が移動すると予想されます。
金・銀がもう少し上昇するまで、歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、お待ちいただくほうがいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。