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貴金属市況:2日のNY市場において、金・銀は上昇、パラジウムは小幅安

                               
2020.12.03  貴金属市況

金:1830.96ドル(+16.09)<+0.89%>
銀:24.102ドル(+0.1)<+0.42%>
プラチナ:1014.458ドル(+14.47)<+1.45%>
パラジウム:2399.11ドル(-6.89)<-0.29%>

 

米国時間2日のNY市場において、金・銀は上昇しました。
米国での新型コロナウイルス対策法案成立の見込みが立ったことから、インフレの可能性が起こり、そのヘッジ手段として金への関心が高まりました。また、ドルが数年ぶりの安値に下落したことも金購入の材料とされました。
金・銀相場は反発基調が持続しています。米ドルが2年半ぶりの安値付近で推移していますので、他通貨の保有者にとって金・銀への関心、魅力が高まっています。
現在の市場の環境が続けば、金・銀は景気刺激策の恩恵を受けやすくなっていますし、刺激策によって起こる通貨安とインフレへのヘッジ手段とみなされています。
例年、アノマリー的に年末年始は金・銀は上げやすいですので、11月のワクチンショックによる大きな下げは、金・銀の投資家にとって格好の押し目買いのタイミングだったといえます。
金・銀がもう少し上昇するまで、歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、お待ちいただくほうがいいかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。