貴金属市況:9日のNY市場において、金・銀・パラジウムは下落
2020.12.10 貴金属市況
金:1839.11ドル(-32.25)<-1.72%>
銀:23.921ドル(-0.64)<-2.6%>
プラチナ:1000.706ドル(-21.79)<-2.13%>
パラジウム:2265.163ドル(-44.74)<-1.94%>
米国時間9日のNY市場において、金・銀パラジウムは下落しました。
金・銀相場は大幅安となりました。新型コロナウイルスワクチン開発の進んでいることによる景気回復への期待が高まったことで金・銀は再び売られました。
カナダは9日、米製薬大手ファイザーと独バイオ医薬品企業ビオンテックが共同開発したコロナワクチンを承認しました。イギリスは、先進諸国で初めてワクチン接種を開始しました。また、米ドル高も金相場を圧迫した形となりました。ただし、金相場は年初来で依然として20%超高となっています。
金・銀相場はなかなか堅調な地合いとなっていきませんが、これは株価の上昇がその原因となっています。ただ、株価ももう上がりすぎたので、雲行きがやや怪しくなってきています。
来週のFOMC(米国政策金利の決定)により米国株が下げてきた場合は、株安が進展し、金・銀が買われる可能性が大きくなります。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、もう少し相場の地合いが好転するまでお待ちいただくほうがいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。