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貴金属市況:10日のNY市場において、金は小幅下落、パラジウムは上昇

                               
2020.12.11  貴金属市況

金:1834.36ドル(-4.75)<-0.26%>
銀:23.966ドル(+0.04)<+0.19%>
プラチナ:1026.64ドル(+25.93)<+2.59%>
パラジウム:2332.241ドル(+67.08)<+2.96%>

 

米国時間10日のNY市場において、金は小幅下落しました。
金相場は、米失業保険申請件数が急増したせいで一時上昇しましたが、1850ドルの抵抗線を突破できず、テクニカル主導の売りが出た形となりました。引き続き新型コロナウイルスワクチンによる株式市場への楽観的な見方が広がっており、金市場への関心が高まらないようです。
投資家の資金が、株式市場から貴金属市場へ移動するのを待つばかりですが、いずれは膨れ上がった株式市場からの資金が揺り戻され、貴金属価格を上昇させる可能性が高いと考えられます。
15・16日にはFOMC(米国政策金利の決定)が開催されますので、来週は米国株が下げやすくなると思われます。FOMCで株式市場を支持するような内容が出てこなければ、一時的に株安となり、金が買われる可能性が出てきます。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、もう少し相場の地合いが好転するまでお待ちいただくほうがいいかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。