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貴金属市況:11日のNY市場において、金・銀は下落

                               
2021.01.12  貴金属市況

金:1844.153ドル(-4.11)<-0.22%>
銀:24.958ドル(-0.41)<-1.62%>
プラチナ:1033.798ドル(-30.8)<-2.89%>
パラジウム:2371.64ドル(+1.59)<+0.07%>

 

金相場は小幅下落しました。米ドルの上昇とアメリカでの追加経済対策への期待を背景に米国債の利回りが上昇したことにより金相場は抑えられました。
市場は名目金利の上昇に注目していますが、同時に期待インフレ率も上昇していますので、実質金利は低下すると考えます。そうなると金利の付かない金相場には有利に働きますので、上昇局面となり得ます。原油相場も堅調となってきましたので、インフレが進むと考える市場関係者も出てくることでしょう。
この時期は本来、金価格が上昇に向かうことが多いですので、相場の押し目と考え、安値買いの判断をする投資家も出てくると考えられます。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、もう少し待ち、金価格が1900ドルを超えて安定するまでお待ちいただくほうがいいかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。