貴金属市況:12日のNY市場において、貴金属相場は全て上昇
2021.01.13 貴金属市況
金:1855.81ドル(+11.15)<+0.6%>
銀:25.552ドル(+0.63)<+2.53%>
プラチナ:1074.439ドル(+43.04)<+4.17%>
パラジウム:2389.903ドル(+17.73)<+0.75%>
貴金属相場は全て上昇しました。米ドルの下落と米長期国債の利回りが低下し、一服したことが背景にあります。米財政刺激の追加策によるインフレ率上昇の見通しが貴金属相場を支えています。特にプラチナは大きく反発しました。
昨今の市場の様々な材料に巻き込まれながらも貴金属相場は持ちこたえています。売りが一巡し、落ち着いてきた様子です。
バイデン政権が行う財政出動は、インフレを誘発すると考えます。それに原油高が加わるとインフレが加速しやすくなります。インフレによる実質金利の押し下げにより貴金属相場は上昇しやすくなる流れが起きると考えられます。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、もう少し待ち、金価格が1900ドルを超えて安定するまでお待ちいただくほうがいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。