貴金属市況:2日のNY市場において、金は反発
2021.03.03 貴金属市況
金:1733.81ドル(+9.97)<+0.58%>
銀:26.72ドル(+0.21)<+0.78%>
プラチナ:1203.78ドル(+19.6)<+1.66%>
パラジウム:2366.37ドル(+16.65)<+0.71%>
米国時間2日のNY市場において、金相場は上昇しました。
金相場は8ヶ月ぶりとなった安値より回復しました。ドル高や米国債券10年の年利回りの低下が要因となり、金が安全資産として買われました。
金は短期的にはまだ下落基調となっています。反転するにはもう少し日数がかかると思われます。現在、アメリカの金利上昇のために金が売られていますが、そもそも金利上昇自体がインフレ懸念によるものですので、本来であれば金価格は上がりやすくなる状況です。ただし、現状では市場からはそう判断されていないようです。今後インフレが高まり、実質金利が低下するとなると、その際には金相場は上昇に向かうと思われます。
銀・プラチナは短期的には反転の兆しが見えてきています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、もう少し待ち、金価格が1900ドルを超えて安定するまでお待ちいただくほうがいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。