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貴金属市況:4日のNY市場において、貴金属は全て下落

                               
2021.03.05  貴金属市況

金:1697.19ドル(-13.76)<-0.8%>
銀:25.308ドル(-0.77)<-2.96%>
プラチナ:1126ドル(-41)<-3.51%>
パラジウム:2339.5ドル(-14)<-0.59%>

 

米国時間4日のNY市場において、貴金属は全て下落しました。
金相場は下落しました。パウエルFRB議長の発言にマーケットが反応し、利回りが急伸したことで再び金に下落圧力がかかった形となりました。
また、金ETFの手仕舞いの動きが出れば、さらに下げるとの見方もでてきました。買いが積みあがっている状況ですので、これらが売られれば、下げが加速するかもしれません。
ただ、マーケットが低金利に慣れていた状況から急激な金利上昇が起きたため過剰反応している向きがありますので、いずれこの金利上昇に慣れればインフレヘッジとしての金の魅力は増していくと考えられます。ちなみに、インフレ率が3%を超えますと、金のリターンは格段に上昇いたしますので、金利上昇に慣れるまでの辛抱かと考えます。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、もう少し待ち、金価格が1900ドルを超えて安定するまでお待ちいただくほうがいいかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。