貴金属市況:19日のNY市場において、金・銀は上昇
2021.03.22 貴金属市況
金:1744.74ドル(+8.33)<+0.48%>
銀:26.245ドル(+0.2)<+0.75%>
プラチナ:1196.5ドル(-10.5)<-0.87%>
パラジウム:2636ドル(-46.38)<-1.73%>
米国時間19日のNY市場において、金・銀は上昇しました。
金相場は上昇し、2週連続で価格を伸ばしました。米国債利回りが低下し、ドル高が落ち着いたことで買われたようです。
金相場は1740ドル付近でもみ合っています。米10年債利回りがやや低下してきており、ドルも高い水準から下げてきたことが、金の下値を支えている形となっています。米国債利回りへの懸念が薄らいでいけば、金相場は改善していく可能性が大きくなります。現在、市場は金利上昇そのものに注目していますが、最終的にはインフレ率と実質金利に注目せざるをえなくなることでしょう。今後インフレ懸念が強くなっていけば、市場もインフレヘッジを視野に入れ、金に資金を投じてくると考えられます。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、もう少し待ち、金価格が1800ドルを超えて安定するまでお待ちいただくほうがいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。