貴金属市況:1日のNY市場において、貴金属は全て上昇
2021.04.02 貴金属市況
金:1730.182ドル(+23.17)<+1.36%>
銀:24.97ドル(+0.58)<+2.38%>
プラチナ:1210.572ドル(+23.27)<+1.96%>
パラジウム:2667.38ドル(+48.24)<+1.84%>
米国時間1日のNY市場において、貴金属は全て上昇しました。
金相場は米ドル安や米国債利回りの低下を受けて上昇しました。アメリカで新規失業保険申請件数が予想を上回り増加したことで景気回復の先行きが不安視されたことも、安全資産と見なされる金への投資を促進させました。また、3月におけるインドの金輸入は急増し、過去最高の160トンに上ったようです。
ただ、まだ大きな上昇トレンドは出ていないと観る向きもあり、1750ドルを明確に超えてくるまでは安心できません。
パラジウムは依然、供給不足が続いており、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが高値圏を維持していますので、パラジウムを多量に含むものであれば、売却のタイミングと考えますが、金を多量に含むものであれば、もう少し待ち、金価格が1800ドルを超えて安定するまでお待ちいただくほうがいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。