貴金属市況:12日のNY市場において、金・銀は下落
2021.04.13 貴金属市況
金:1732.514ドル(-10.59)<-0.61%>
銀:24.845ドル(-0.4)<-1.56%>
プラチナ:1170ドル(-28.5)<-2.38%>
パラジウム:2675.72ドル(+36.48)<+1.38%>
米国時間12日のNY市場において、金・銀は下落しました。
金相場は、アメリカの長期金利の上昇により続落しました。米10年債利回りは1.67%近辺で小幅上昇し、金利を生まない金は売られやすい状況にあります。13日の消費者物価指数の発表が、インフレへの警戒感を抱かせ、国債利回りを下支えしている形となっています。
最終的には徐々にインフレが高まり、金相場に追い風になると思われますが、市場はまだそのように見ていない様子であり、もう少し時間がかかると思われます。
パラジウムは依然、供給不足が続いており、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが高値圏を維持していますので、パラジウムを多量に含むものであれば、売却のタイミングと考えますが、金を多量に含むものであれば、もう少し待ち、金価格が1800ドルを超えて安定するまでお待ちいただくほうがいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。