貴金属市況:15日のNY市場において、貴金属は全て上昇
2021.04.16 貴金属市況
金:1763.208ドル(+27.2)<+1.57%>
銀:25.86ドル(+0.45)<+1.77%>
プラチナ:1193.4ドル(+22.9)<+1.96%>
パラジウム:2740.73ドル(+63.98)<+2.39%>
米国時間15日のNY市場において、貴金属は全て上昇しました。
15日のNY金相場は、一時約1か月半ぶりの高値まで上昇しました。予想を上回る米経済統計が出たにもかかわらず、米国債利回りが低下したことが材料視されたことがその原因と考えられます。金価格は一時、2月26日以来の高値となる1769.37ドルまで上昇しました。
金相場は上昇基調に入りつつあります。インフレへの兆しが感じられ、記録的な水準のものとなる可能性がある中、マーケットは次第に金への関心を持ち始めているように見えます。米ドルが対主要通貨で下落したことも、この日の金相場を支えることとなりました。
パラジウムは依然、供給不足が続いており、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが高値圏を維持していますので、パラジウムを多量に含むものであれば、売却のタイミングと考えますが、金を多量に含むものであれば、もう少し待ち、金価格が1800ドルを超えて安定するまでお待ちいただくほうがいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。