貴金属市況:16日のNY市場において、貴金属は全て上昇
2021.04.19 貴金属市況
金:1776.306ドル(+13.1)<+0.74%>
銀:25.955ドル(+0.09)<+0.37%>
プラチナ:1203ドル(+10.1)<+0.85%>
パラジウム:2777.5ドル(+36.77)<+1.34%>
米国時間16日のNY市場において、貴金属は全て上昇しました。
金相場を始め、貴金属はおおむね上昇基調に入りつつあります。これまでの米金利の上昇という金相場には最悪の環境が緩和し始め、これが金相場を押し上げています。
このまま1800ドルに向かって上昇するかを見守っていくこととなりますが、米国債利回りがテクニカル要因では短期的なピークを付けた可能性が高いため、米ドルも軟化する可能性が高く、その場合には金相場はしばらくは上昇しやすくなると考えられます。
パラジウムは依然、供給不足が続いており、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが日本円換算でグラム1万円を超える高値圏となってきましたので、パラジウムを多量に含むものであれば、売却のタイミングと考えますが、金を多量に含むものであれば、もう少し待ち、金価格が1800ドルを超えて安定するまでお待ちいただくほうがいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。