貴金属市況:20日のNY市場において、金は小幅上昇
2021.04.21 貴金属市況
金:1778.156ドル(+8.85)<+0.5%>
銀:25.809ドル(±0)<-0.01%>
プラチナ:1186.491ドル(-19.78)<-1.64%>
パラジウム:2757.517ドル(-54.13)<-1.93%>
米国時間20日のNY市場において、金は小幅上昇しました。
金相場はアメリカの長期金利が低下したことを受けて反発しました。また、米10年債利回りが前日より低下しましたので、金利を生まない資産である金に買いが入り、相場が上昇しました。
しかし、一方ではユーロに対して米ドル高となりましたので、上値は抑えられました。
金相場は現在、基本的に上値を試す展開にあります。1800ドルを超えると更に上昇する可能性があります。
しかし、短期的には買われすぎと思われています。長期的には銀・プラチナと合わせて上昇傾向にあります。
パラジウムは依然、供給不足が続いており、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが日本円換算でグラム1万円を超える高値圏となってきましたので、パラジウムを多量に含むものであれば、売却のタイミングと考えますが、金を多量に含むものであれば、もう少し待ち、金価格が1800ドルを超えて安定するまでお待ちいただくほうがいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。