貴金属市況:27日のNY市場において、金は下落
2021.04.28 貴金属市況
金:1776.69ドル(-3.5)<-0.2%>
銀:26.24ドル(+0.03)<+0.11%>
プラチナ:1228.659ドル(-15.2)<-1.22%>
パラジウム:2937.783ドル(+11.77)<+0.4%>
米国時間27日のNY市場において、金相場は下落しました。
翌日のFOMCの発表を控えていますので、市場では様子見モードとなりました。パウエル議長が記者会見で資産購入の縮小のタイミングについて言及するかどうかについて注目が集まっています。またFOMCが景気判断を引き上げる見込みですが、その声明がなされるかも見極め待ちとなっています。
FOMCの声明内で、量的緩和の縮小を示唆するようなコメントがあった場合、市場が大きく反応する可能性があります。
パラジウムは、ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、27日も力強い上昇をしています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが日本円換算でグラム1万円を超える高値圏となってきましたので、パラジウムを多量に含むものであれば、売却のタイミングと考えますが、金を多量に含むものであれば、もう少し待ち、金価格が1800ドルを超えて安定するまでお待ちいただくほうがいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。