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貴金属市況:5日のNY市場において、金は上昇

                               
2021.05.06  貴金属市況

金:1786.444ドル(+7.96)<+0.45%>
銀:26.5ドル(-0.03)<-0.11%>
プラチナ:1224.995ドル(-12.51)<-1.01%>
パラジウム:2973.03ドル(-10.7)<-0.36%>

 

米国時間5日のNY市場において、金は上昇しました。
金相場は米国債金利低下などを理由に買われて反発しました。米10年債利回りは一時1.62%台にまで上昇しました。これを嫌い、金価格は一時1769.30ドルまで値を下げましたが、その後金利が低下すると短時間で買い戻されました。足元でそろそろインフレ懸念がくすぶってきていることも、金買いを支援している可能性がでてきています。
今後は節目の1800ドルを超え、上昇し続けることができるかが鍵となります。地政学的なリスクが金相場を上げる可能性もあるため、投資家は金を買ってくることも予想されます。
パラジウムは、ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが日本円換算でグラム1万円を超える高値圏を維持していますので、パラジウムを多量に含むものであれば、売却のタイミングと考えますが、金を多量に含むものであれば、もう少し待ち、金価格が1800ドルを超えて安定するまでお待ちいただくほうがいいかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。