貴金属市況:13日のNY市場において、金は小幅上昇
2021.05.14 貴金属市況
金:1826.57ドル(+11.13)<+0.61%>
銀:27.06ドル(+0.03)<+0.11%>
プラチナ:1207.059ドル(-2.52)<-0.21%>
パラジウム:2862.89ドル(+6.21)<+0.22%>
米国時間13日のNY市場において、金は小幅上昇しました。米長期金利の低下が原因となり押し目買いが入った様子です。
金相場は依然、高値圏を維持していますが、1850ドルを超えられないでいます。この抵抗線を上抜けないと、本格的な上げ基調がさらに強まることはないと考えます。
これからは長期的には、FRBの金融緩和の継続とインフレ懸念の増大により金は上がりやすい状況となりますが、短期的には目先の金利に踊らされると思われます。
パラジウムは、ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが日本円換算でグラム1万円を超える高値圏を維持していますので、パラジウムを多量に含むものであれば、売却のタイミングと考えますが、金を多量に含むものであれば、今は上げ基調ですので、もうしばらく値を切り上げてきてからでもいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。