貴金属市況:21日のNY市場において、金価格は小幅上昇
2021.05.24 貴金属市況
金:1880.3ドル(+3.61)<+0.19%>
銀:27.52ドル(-0.22)<-0.79%>
プラチナ:1166.5ドル(-29.5)<-2.47%>
パラジウム:2783.055ドル(-68.97)<-2.42%>
米国時間21日のNY市場において、金価格は小幅上昇しました。金市場には、投資家の買いが入り始めてきており、下値が堅くなってきています。
米国債金利も安定し、ドルの動きも安定していることから、市場の関心は、インフレへと向かっています。デジタルゴールドと呼ばれるビットコインの動きも大変、不安定で、資金が金市場へと向かいやすい環境が整ってきています。
投資家がインフレによる実質金利の低下をより考慮し始めれば、金市場により多くの資金が集まってくることも予想されます。
パラジウムは、ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが日本円換算でグラム1万円を超える高値圏を維持していますし、金価格も1850ドルを超えてきましたので、良いタイミングと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。