貴金属市況:26日のNY市場において、金価格は小幅下落
2021.05.27 貴金属市況
金:1896.44ドル(-2.82)<-0.15%>
銀:27.7ドル(-0.28)<-1%>
プラチナ:1191.276ドル(-0.5)<-0.04%>
パラジウム:2744.73ドル(-25.87)<-0.93%>
米国時間26日のNY市場において、金価格は小幅下落しました。
ドル高と米国債利回りの上昇で、金への投資が少し控えられ、節目である1900ドルを割り込みました。ただし、いまだFRBが金融緩和に前向きなスタンスを維持するとの見方が根強いため、下げ幅は抑えられた形となりました。この日は一時1912.50ドルまで値を切り上げましたが、節目での利益確定も手伝い、1900ドルを割り込んでの終了となりました。
今回の金相場はまだ初動の段階であるとみなす市場関係者も多く、何度かの調整を含みながら、史上最高値を更新するのではという意見も少なくないです。
パラジウムは、ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが日本円換算でグラム1万円を超える高値圏を維持していますし、金価格も1850ドルを超えてきましたので、良いタイミングと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。