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貴金属市況:28日のNY市場において、金・銀価格は上昇

                               
2021.05.31  貴金属市況

金:1902.64ドル(+6.56)<+0.35%>
銀:27.88ドル(+0.02)<+0.07%>
プラチナ:1177.5ドル(-1.99)<-0.17%>
パラジウム:2825.5ドル(+20.36)<+0.73%>

 

米国時間28日のNY市場において、金・銀価格は上昇しました。金は節目である1900ドルを超えて週の終値を更新しました。
市場は、貴金属にとって大変好都合なインフレ状況が相場を支えているように見えます。FRBがテーパリングや利上げについて積極的な姿勢を見せていないことも、金利が付かない貴金属にとっては支援材料となっています。
バイデン政権が28日に提出した、2022会計年度(21年10月-22年9月)の予算教書の歳出は6兆ドル規模で、インフラ、教育、気候変動対応への予算を増やす予定であるのも、将来の米国のインフレを想起させる可能性があります。
パラジウムは、ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが日本円換算でグラム1万円を超える高値圏を維持していますし、金価格もグラム7,000円を超えて安定してきましたので、良いタイミングと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。