貴金属市況:1日のNY市場において、金価格は反落
2021.06.02 貴金属市況
金:1900.19ドル(-6.17)<-0.32%>
銀:27.9ドル(-0.15)<-0.54%>
プラチナ:1192.01ドル(+5.38)<+0.45%>
パラジウム:2859.73ドル(+30.62)<+1.08%>
米国時間1日のNY市場において、金相場は反落しました。
米国債権利回りが上昇し、5月の米製造業PMIも改善したことにより、金への投資の魅力が薄れました。
金相場はやや上昇がしづらくなっています。今後下落の動きになる可能性があります。特に節目である1900ドルを割ると下がりやすくなります。1日は株高や債権利回りの上昇、製造業の指標が良かったことで金価格が下がりましたが、今後は株安による現金化の動きやFRBによる金融引き締めによって金価格が下がる可能性があります。
パラジウムは、ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが日本円換算でグラム1万円を超える高値圏を維持していますし、金価格もグラム7,000円を超えて安定してきましたので、良いタイミングと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。