貴金属市況:7日のNY市場において、金・銀は上昇
2021.06.08 貴金属市況
金:1898.996ドル(+9.03)<+0.48%>
銀:27.875ドル(+0.09)<+0.34%>
プラチナ:1172.996ドル(+11)<+0.95%>
パラジウム:2834.137ドル(-10.86)<-0.38%>
米国時間7日のNY市場において、金・銀ともに上昇しました。
米ドル相場の下落が支援材料となり、金相場は続伸しました。FRBが金融緩和縮小(テーパリング)を開始する時期を見極めようと、投資家は今週の米物価指数の発表を待っています。
また、今回の米雇用統計が市場予想よりも弱い内容となり、FRBが近く金融緩和の縮小に動くとの懸念が和らいだので、貴金属市場には支援材料となった形です。
金相場は、今後1900ドルを明確に超えていくがかが鍵となります。1900ドルを超えていかなければ、調整の可能性が大きくなっていくと考えられます。
パラジウムは、ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが日本円換算でグラム1万円を超える高値圏を維持していますし、金価格もグラム7,000円を超えて安定してきましたので、良いタイミングと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。