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貴金属市況:9日のNY市場において、金は小幅下落

                               
2021.06.10  貴金属市況

金:1888.774ドル(-4.05)<-0.21%>
銀:27.79ドル(+0.15)<+0.56%>
プラチナ:1150.009ドル(-11.37)<-0.98%>
パラジウム:2773.48ドル(-33.51)<-1.19%>

 

米国時間9日のNY市場において、金は小幅下落しました。金相場は狭いレンジで推移する膠着状態が続いています。市場はFRBの金融政策の方向性に影響を与える米消費者物価指数(CPI)の発表待ちです。
市場の見方は、FRBが現在のインフレ動向について、一時的なものであるとの考えを続けており、金融緩和を続けるという予想が大方ですが、基調的には継続的なインフレ傾向が顕著であり、金をはじめとする貴金属には有利な状況にあるといえます。
パラジウムは、ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが日本円換算でグラム1万円を超える高値圏を維持していますし、金価格もグラム7,000円を超えて安定してきましたので、良いタイミングと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。