貴金属市況:14日のNY市場において、金・銀は下落
2021.06.15 貴金属市況
金:1866.07ドル(-10.57)<-0.56%>
銀:27.86ドル(-0.03)<-0.11%>
プラチナ:1165ドル(+15)<+1.3%>
パラジウム:2750.925ドル(-24.97)<-0.9%>
米国時間14日のNY市場において、金・銀は下落しました。金相場は、15・16日のFOMCで量的緩和縮小の可能性が警戒されたことにより下落しました。一時は1848.49ドルまで下げ、FOMC発表前の手じまい売りが出始めました。いずれにせよ、FRBがテーパリング(金融緩和縮小)を示唆する可能性もあり、金相場には重石となりそうです。
市場は、FRBが失業率やインフレ率、経済成長率に関してどのような姿勢を示すかに注目しています。
パラジウムは、ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが日本円換算でグラム1万円を超える高値圏を維持していますし、金価格もグラム7,000円を超えて安定してきましたので、良いタイミングと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。