貴金属市況:21日のNY市場において、貴金属は全て反発上昇
2021.06.22 貴金属市況
金:1783.32ドル(+19.98)<+1.13%>
銀:25.97ドル(+0.18)<+0.7%>
プラチナ:1053.253ドル(+19.25)<+1.86%>
パラジウム:2578.617ドル(+113.2)<+4.59%>
米国時間21日のNY市場において、貴金属は全て反発上昇しました。米ドルの上昇が一服したせいもあり、貴金属への投資意欲が回復した様子です。
金は6日連続で下落していましたが、ドル指数が2か月半ぶりの高値から下落したことを受けて逆相関関係の金価格は上昇いたしました。米10年国債利回りの上昇は金価格を下げると考えられていましたが、今回はほとんど材料視されませんでした。
金相場はまだ不安定な動きをしていますが、金はまだ割安との見方も多いため、今回のような調整局面での買い注文が入ってくると予想されます。
パラジウムは、今回は大きく値を落としましたが、ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀・パラジウムがもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。