貴金属市況:23日のNY市場において、金相場は小幅下落、銀・パラジウムは上昇
2021.06.24 貴金属市況
金:1778.195ドル(-0.32)<-0.02%>
銀:25.91ドル(+0.16)<+0.63%>
プラチナ:1087.34ドル(+8.24)<+0.76%>
パラジウム:2612.799ドル(+55.55)<+2.17%>
米国時間23日のNY市場において、金相場は小幅下落、銀・パラジウムは上昇しました。米ドルの上昇が収まりユーロ高となったせいもあり、貴金属への投資意欲がやや回復した様子です。金も一時は1795.6ドルまで買い進められました。
金相場は、しばらくは上値が重い動きが予想されます。金融緩和の縮小が開始され、利上げが始まるまでは不安定な動きが続くと考えられます。
金相場はまだ不安定な動きをしていますが、金はまだ割安との見方も多いため、今回のような調整局面での買い注文が入ってくると予想されます。
パラジウムは、今回は大きく値を落としましたが、ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀・パラジウムがもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。