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貴金属市況:25日のNY市場において、金・銀相場は反発、パラジウムは小幅下落

                               
2021.06.28  貴金属市況

金:1780.34ドル(+5.16)<+0.29%>
銀:26.074ドル(+0.14)<+0.55%>
プラチナ:1111ドル(+18.83)<+1.72%>
パラジウム:2637.1ドル(-3.16)<-0.12%>

 

米国時間25日のNY市場において、金・銀相場は反発、パラジウムは小幅下落しました。
米物価指数の伸びが事前の予想を下回ったことにより、FRBの早期のテーパリング(金融緩和縮小)予想が遠ざかり、金・銀は反発しました。
ただ、まだまだ市場は不安定で、とりあえずは落ち着いた動きになっていますが、どちらに動くかは今後のFRBの姿勢に大きく依ることになります。
実質金利から見た金価格はまだ割安と言えますが、これもどう変化していくは不透明です。
パラジウム価格は波はありますが、少しずつ値を切り上げてきています。ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。日本円換算で1万円台の大台を回復するのももう少しと考えます。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀・パラジウムがもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。