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貴金属市況:28日のNY市場において、金・銀相場はほぼ横ばい、パラジウムは上昇

                               
2021.06.29  貴金属市況

金:1778.385ドル(-1.96)<-0.11%>
銀:26.11ドル(+0.04)<+0.14%>
プラチナ:1092.17ドル(-18.83)<-1.69%>
パラジウム:2691.787ドル(+54.69)<+2.07%>

 

米国時間28日のNY市場において、金・銀相場はほぼ横ばい、パラジウムは上昇しました。
市場は、新型コロナウイルスの変異株とされるデルタ株の急拡大とFRBの利上げへの見込みの間で右往左往の状況でした。ただ、S&P500とナスダック指数が最高値を更新したことから、金価格は抑えられました。
市場は7月2日の雇用統計を待っている状態です。雇用統計が改善しているとの予想から金市場への資金が入りにくくなるのではと推測されています。
パラジウム価格は波はありますが、少しずつ値を切り上げてきています。ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。日本円換算で1万円台の大台(※弊社買取価格)を回復しました。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀・パラジウムがもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。