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貴金属市況:30日のNY市場において、貴金属は全て上昇

                               
2021.07.01  貴金属市況

金:1769.803ドル(+8.71)<+0.49%>
銀:26.108ドル(+0.36)<+1.41%>
プラチナ:1071.829ドル(+4.83)<+0.45%>
パラジウム:2780.616ドル(+103.04)<+3.85%>

 

米国時間30日のNY市場において、貴金属は全て上昇しました。金相場は安値拾いの買い注文が入り反発しました。6月は7%を超える下落を記録したため短期的な売られ過ぎ感も手伝って買い注文が入った様子です。米10年債の利回りの低下も金利を生まない資産としての金の買いを促しました。
6月はFRBによるテーパリング(金融緩和縮小)への懸念が金相場を圧迫しましたが、これからの動きは米雇用統計の推移がこれからの材料となる可能性が高いと思われます。
パラジウム価格は波はありますが、少しずつ値を切り上げてきています。ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。日本円換算で1万円台の大台(※弊社買取価格)を回復しました。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが多いものは売却のタイミングですが、金・銀を多く含むものはもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。