貴金属市況:2日のNY市場において、貴金属価格は全て上昇
2021.07.05 貴金属市況
金:1786.79ドル(+10.19)<+0.57%>
銀:26.46ドル(+0.45)<+1.73%>
プラチナ:1090ドル(+7.44)<+0.69%>
パラジウム:2785.54ドル(+21.67)<+0.78%>
米国時間2日のNY市場において、貴金属価格は全て上昇しました。金価格は今週付けた2か月ぶりの安値を離れ上昇しました。
米雇用統計は良い内容でしたが、失業率のわずかな上昇がみられました。このことで米ドルが下落したため、金価格が押し上げられた形となりました。今後は1800ドルの壁を超えられるかがポイントとなってきます。
市場関係者は、FRBが金融緩和縮小をすると考えていない向きがあります。今後もその姿勢が継続するかは不明ですが、どうも金融緩和的な政策が継続するとみていると思われます。
パラジウム価格は、波はありますが、少しずつ値を切り上げてきています。ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。日本円換算で1万円台の大台(※弊社買取価格)を回復しました。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが多いものは売却のタイミングですが、金・銀を多く含むものはもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。