貴金属市況:7日のNY市場において、金・銀・パラジウムは上昇
2021.07.08 貴金属市況
金:1803.408ドル(+6.72)<+0.37%>
銀:26.17ドル(+0.04)<+0.14%>
プラチナ:1085.963ドル(-5.79)<-0.53%>
パラジウム:2849.23ドル(+55.87)<+2%>
米国時間7日のNY市場において、金・銀・パラジウムは上昇しました。金価格は、米10年債利回りが低下したことを受け、1800ドルの水準を上回りました。
FRBは6月のFOMC議事要旨を公表し、参加者らが新型コロナウイルス拡大後の経済回復について、まだ「大幅な前進」という目標には達していないとの見解を示しました。FOMCでは金融緩和を縮小する基準にはまだ達しておらず、物価上昇は主に一時的な要因によるものとの見解が示されました。
パラジウム価格は、値を切り上げてきています。ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。日本円換算で1万円台の大台(※弊社買取価格)を回復しています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが多いものは売却のタイミングですが、金・銀を多く含むものはもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。