貴金属市況:8日のNY市場において、金・銀・パラジウムは下落
2021.07.09 貴金属市況
金:1801.55ドル(-1.86)<-0.1%>
銀:25.94ドル(-0.18)<-0.69%>
プラチナ:1075.781ドル(-9.21)<-0.85%>
パラジウム:2804.616ドル(-46.56)<-1.63%>
米国時間8日のNY市場において、金・銀・パラジウム価格は下落しました。金価格は反発基調で1800ドルの壁は超えましたが、それ以上の上値を抜けきれないままでいます。次の壁である1825、1850ドルを超えてこないと明確な転換とは判断できません。
銀も上値が重くなってきていますので、急激な上昇はしにくい状況にあります。
パラジウム価格は、値を切り上げてきています。ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。日本円換算で1万円台の大台(※弊社買取価格)を回復しています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが多いものは売却のタイミングですが、金・銀を多く含むものはもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。