貴金属市況:9日のNY市場において、貴金属は全て上昇
2021.07.12 貴金属市況
金:1807.98ドル(+5.42)<+0.3%>
銀:26.08ドル(+0.17)<+0.67%>
プラチナ:1104ドル(+28.45)<+2.65%>
パラジウム:2809.342ドル(+3.55)<+0.13%>
米国時間9日のNY市場において、貴金属は全て上昇しました。新型コロナウイルスの変異株であるデルタ株の感染拡大による世界経済への悪影響を懸念して安全資産である金は買われた様子です。
現在、金は重要な抵抗線である1825ドルを目指していますが、1800ドルを少し超えたあたりでもみ合っています。1825ドルを明確に超え、1850ドルを目指す上昇を見せるまでは本格的な上昇にはなりづらいと考えます。
ただ、金は本日も日本円換算では7,000円を超えていますので、高い水準には戻っています。
パラジウム価格は、値を切り上げてきています。ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。日本円換算で1万円台の大台(※弊社買取価格)を回復しています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが多いものは売却のタイミングですが、金・銀を多く含むものはもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。