貴金属市況:13日のNY市場において、金は横ばい、銀・パラジウムは下落
金:1807.69ドル(+1.81)<+0.1%>
銀:26ドル(-0.18)<-0.67%>
プラチナ:1104.716ドル(-12.98)<-1.16%>
パラジウム:2827.23ドル(-29.34)<-1.03%>
米国時間13日のNY市場において、金はほぼ横ばいで、銀・パラジウムは下落しました。
アメリカの消費者物価指数が13年ぶりの高い伸び率となりましたが、FRBがすぐにテーパリングを開始することは少ないとの見方により、金価格の下落は起きませんでした。しかし、ドル高となったことで上昇もありませんでした。市場関係者は引き続き14日のパウエルFRB議長の議会証言を待っている様子です。
金価格は今後のFRBによる金融緩和縮小とその先の利上げが行われるまでの2年程度は上値を抑えられた状態が続くと思われます。その間は1700ドルから1900ドルの間を推移する形になると思われます
金は本日も日本円換算では7,000円を超えていますので、高い水準には戻っています。
パラジウム価格は、値を切り上げてきています。ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。日本円換算で1万円台の大台(※弊社買取価格)を回復しています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが多いものは売却のタイミングですが、金・銀を多く含むものはもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。