貴金属市況:14日のNY市場において、貴金属は全て上昇
金:1826.644ドル(+19.21)<+1.06%>
銀:26.235ドル(+0.27)<+1.05%>
プラチナ:1128.17ドル(+23.84)<+2.16%>
パラジウム:2828.15ドル(+1.08)<+0.04%>
米国時間14日のNY市場において、貴金属は全て上昇しました。FRBのパウエル議長が、インフレ率が上昇しても金融政策を緩和し続ける方針を発言したことで、市場関係者に安心感が広がりました。
パウエル議長は、FRBが景気支援策を縮小するにはまだまだアメリカの雇用者数が少ないとの認識を示しました。また、現在のインフレ率の上昇は一過性のものだと確信しているとの発言があり、数ヶ月以内には低下するだろうと予想しました。
金相場は上昇し、節目となる1825ドルに到達しました。ここを明確に超えるかどうかが鍵となりますが、超えられない場合はまた値下がりする可能性があります。
ただ、金は本日も日本円換算では7,000円を超えていますので、高い水準には戻っています。
パラジウム価格は、値を切り上げてきています。ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。日本円換算で1万円台の大台(※弊社買取価格)を回復しています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが多いものは売却のタイミングですが、金・銀を多く含むものはもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。