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貴金属市況:16日のNY市場において、貴金属は全て下落

                               
2021.07.19  貴金属市況

金:1810.89ドル(-18.3)<-1%>
銀:25.66ドル(-0.66)<-2.52%>
プラチナ:1102.5ドル(-35.9)<-3.15%>
パラジウム:2630ドル(-100.16)<-3.67%>

 

米国時間16日のNY市場において、貴金属は全て下落しました。
金価格は週末で重要な抵抗線である1825ドルを超えることができませんでした。今週からどちらに向かうかは予想が大変難しいですが、調整に向かう可能性もあります。
やはり、今後も1825ドルを明確に超えてくるかが鍵となります。目先、金は買われ過ぎ感がありますので、どこかで売り決済が入ると考えられます。
しかし、新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大への不透明感から、FRBは緩和的姿勢を明確にしていく可能性もありますので、動向を占うのは困難な局面です。
ただ、金は本日も日本円換算では7,000円を超えていますので、高い水準には戻っています。
パラジウム価格は、値を切り上げてきています。ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが多いものは売却のタイミングですが、金・銀を多く含むものはもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。