貴金属市況:19日のNY市場において、金は小幅高、銀・パラジウムは下落
2021.07.20 貴金属市況
金:1812.82ドル(+1.93)<+0.11%>
銀:25.205ドル(-0.46)<-1.77%>
プラチナ:1074.204ドル(-28.3)<-2.57%>
パラジウム:2590.604ドル(-39.4)<-1.5%>
米国時間19日のNY市場において、金は小幅高、銀・パラジウムは下落しました。
米国債利回りが2月以来の水準に低下しましたが、ドル高の影響で金相場の上値は重く、限定的な上げになりました。
金相場は下げ渋っている様子で、株価が今年最大の下落を記録しても持ちこたえています。まだ総売りの状況にはなっていませんが、金価格が崩れてきますと完全に市場が崩れたと考えられます。1795ドルを明確に下回ってくれば、さすがに金相場も崩れ始めると思われます。ただ、まだ金は高い水準にはあります。
パラジウム価格は、値を切り上げてきています。ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが多いものは売却のタイミングですが、金・銀を多く含むものはもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。