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貴金属市況:13日のNY市場において、貴金属は全て上昇

                               
2021.08.16  貴金属市況

金:1779.152ドル(+26.71)<+1.52%>
銀:23.74ドル(+0.58)<+2.53%>
プラチナ:1026.5ドル(+8.31)<+0.82%>
パラジウム:2649.584ドル(+25.29)<+0.96%>

 

米国時間13日のNY市場において、貴金属は全て上昇しました。アメリカの8月度の消費者景況感指数が低下し、FRBのテーパリング前倒しへの懸念が和らいだことと米ドル安、米10年国債利回りの低下が金を中心とする貴金属相場を押し上げました。また、新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」が経済に与える影響が懸念されていることも貴金属価格を押し上げる要因となってくる可能性が出てきています。
長期的にはいずれインフレ懸念が本格化してくれば、それが大きな上げ要因となってくると考えられますが、しばらくはテーパリング(金融緩和縮小)の動きが貴金属価格を圧迫する要因になると考えられます。
パラジウムは、ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが多いものは売却のタイミングですが、金・銀を多く含むものはもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。