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貴金属市況:17日のNY市場において、貴金属はすべて下落

                               
2021.08.18  貴金属市況

金:1785.9ドル(-1.34)<-0.07%>
銀:23.63ドル(-0.19)<-0.81%>
プラチナ:995.142ドル(-27.2)<-2.66%>
パラジウム:2485.017ドル(-120.88)<-4.64%>

 

米国時間17日のNY市場において、貴金属市場はすべて下落しました。
新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」の感染者が急増していることで世界的に景気回復が驚異にさらされている上、アフガニスタン情勢の問題などでリスクオフ相場となっています。しかし、現在は安全資産としては金ではなく米ドルが選ばれているようです。
市場関係者は今晩公表されるFOMC議事要旨の内容に関心を示している状態です。
長期的にはいずれインフレ懸念が本格化してくれば、それが大きな上げ要因となってくると考えられますが、しばらくはテーパリング(金融緩和縮小)への動きが貴金属価格を圧迫する要因になると考えられます。
パラジウムは、ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けていましたが、今回のリスクオフ相場により大幅に値下がりしています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、もう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。