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貴金属市況:24日のNY市場において、金相場は横ばい

                               
2021.08.25  貴金属市況

金:1802.57ドル(-2.63)<-0.15%>
銀:23.839ドル(+0.18)<+0.76%>
プラチナ:1011.395ドル(-1.86)<-0.18%>
パラジウム:2473.386ドル(+73.38)<+3.06%>

 

米国時間24日のNY市場において、金相場はほぼ横ばいとなりました。
今週行われるジャクソンホール会議では、FRBがここ最近の新型コロナウイルスの感染拡大を見込んでテーパリング(金融緩和縮小)に関する発言を控えるのではないかと投資家が予測した形となり、金価格は一時8月上旬以来の高値となりました。
現在金相場は1800ドル台を維持していますが、今後の動きは27日のパウエル議長の講演の内容次第となっています。
長期的にはいずれインフレ懸念が本格化してくれば、それが大きな上げ要因となってくると考えられますが、しばらくはテーパリング(金融緩和縮小)への動きが貴金属価格を圧迫する要因になると考えられます。
パラジウムは、ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが多いものは売却のタイミングですが、金・銀を多く含むものはもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。