貴金属市況:25日のNY市場において、金・パラジウムは下落
2021.08.26 貴金属市況
金:1790.68ドル(-11.93)<-0.66%>
銀:23.86ドル(+0.02)<+0.1%>
プラチナ:996.393ドル(-15.01)<-1.48%>
パラジウム:2429.696ドル(-44.26)<-1.79%>
米国時間25日のNY市場において、金・パラジウムは下落しました。金価格は節目の1800ドルを超えられずに終わりました。最近の上昇に対する利益確定売りが入ったと考えられます。
現在、市場は今週のジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演に注目しています。この内容次第では大きく動く可能性もあります。
長期的にはいずれインフレ懸念が本格化してくれば、それが大きな上げ要因となってくると考えられますが、しばらくはテーパリング(金融緩和縮小)への動きが貴金属価格を圧迫する要因になると考えられます。
パラジウムは、ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが多いものは売却のタイミングですが、金・銀を多く含むものはもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。