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貴金属市況:30日のNY市場において、金は小幅下落、銀・パラジウムは上昇

                               
2021.08.31  貴金属市況

金:1810.015ドル(-6.65)<-0.37%>
銀:24.06ドル(+0.06)<+0.27%>
プラチナ:1006.597ドル(-1.16)<-0.12%>
パラジウム:2493.023ドル(+74.85)<+3.1%>

 

米国時間30日のNY市場において、金は小幅下落、銀・パラジウムは上昇しました。金は一時8月4日以来の高値を付けましたが、そのあとは下落に転じました。米ドルが上昇したことと今週発表予定のアメリカの雇用統計を控え、投資家が警戒姿勢 だったことが金の下落材料となった様子です。
長期的にはいずれインフレ懸念が本格化してくれば、それがより大きな上げ要因となってくると考えられますが、しばらくはテーパリング(金融緩和縮小)への動きが貴金属価格を圧迫する要因になると考えられます。
パラジウムは、ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが多いものは売却のタイミングですが、金・銀を多く含むものはもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。