貴金属市況:1日のNY市場において、金・銀は小幅上昇
2021.09.02 貴金属市況
金:1813.812ドル(+0.38)<+0.02%>
銀:24.17ドル(+0.29)<+1.19%>
プラチナ:1000.223ドル(-12.22)<-1.21%>
パラジウム:2444.097ドル(-22.86)<-0.93%>
米国時間1日のNY市場において、金・銀は小幅上昇しました。この日は、アメリカでの経済指標が強弱混ざり合ったこともあって、売り買いが交錯し細かく上下に変動する値動きとなりました。
市場は、次の方向性が出るのを待っている状況です。3日発表の米雇用統計までは積極的な取引は行われない様子です。
金は、長期的にはいずれインフレ懸念が本格化してくれば、それがより大きな上げ要因となってくると考えられますが、しばらくはテーパリング(金融緩和縮小)への動きが貴金属価格全般を圧迫する要因になると考えられます。
パラジウムは、ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが多いものは売却のタイミングですが、金・銀を多く含むものはもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。