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貴金属市況:2日のNY市場において、貴金属は全て下落

                               
2021.09.03  貴金属市況

金:1809.32ドル(-4.34)<-0.24%>
銀:23.89ドル(-0.28)<-1.16%>
プラチナ:997.36ドル(-5.12)<-0.51%>
パラジウム:2409.45ドル(-33.06)<-1.35%>

 

米国時間2日のNY市場において、貴金属は全て下落しました。現在はアメリカの雇用統計の発表待ちのポジション調整が行われている様子です。
雇用統計の内容が悪ければ、ドル安となり金を中心とする貴金属に買いが入ると思われます。いずれにしろ本日発表の雇用統計は目先の相場展開に大きな影響を与えると考えられます。
金は、長期的にはいずれインフレ懸念が本格化してくれば、それがより大きな上げ要因となってくると考えられますが、しばらくはテーパリング(金融緩和縮小)への動きが貴金属価格全般を圧迫する要因になると考えられます。
パラジウムは、ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが多いものは売却のタイミングですが、金・銀を多く含むものはもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。