貴金属市況:10日のNY市場において、貴金属は全て下落
2021.09.13 貴金属市況
金:1787.338ドル(-7.36)<-0.41%>
銀:23.718ドル(-0.35)<-1.46%>
プラチナ:955.5ドル(-21.52)<-2.2%>
パラジウム:2139ドル(-39.92)<-1.83%>
米国時間10日のNY市場において、貴金属は全て下落しました。週末に当たる10日金曜日の貴金属相場は、FRBのテーパリング(金融緩和縮小)の時期への不透明感から消極的な取引となりました。
現在、市場の関心はFOMCへと傾いていますが、どのような発表がされるかは不透明で、しばらくは金を中心とする貴金属相場は軟調な取引となりそうです。節目の1830ドルを超えられず、1800ドルを下回る下げとなってきたことで、短期トレンドは下向きとなりつつあります。
金は、長期的にはいずれインフレ懸念が本格化してくれば、それがより大きな上げ要因となってくると考えられますが、しばらくはテーパリング(金融緩和縮小)への動きが貴金属価格全般を圧迫する要因になると考えられます。
パラジウムも大きく値を落としていますので、歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀・パラジウムがもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。